カンナビの井戸(cannabinoid)

上から読んでも下から読んでも「クスリはリスク」…でも、CBDは安全!

上から読んでも下から読んでも「クスリはリスク」…でも、CBDは安全!

こんにちは、 CBD情報局「カンナビの井戸」のカンナビです。

珍しく2日続いてのブログ更新です。

というのは、昨日、「クスリはリスク」というダジャレというか回文を掲げ、少し真面目な(?)ブログを書き始めたのですが本題にたどり着く前に力尽き、そのまま記事公開してしまいました。

上から読んでも下から読んでも「クスリはリスク」…というか、CBDの安全性は?

昨日は、なんちゃってアメリカンなカンナビ母国の独立記念日。
ブログを書いたあとはちょっとしたファミリーイベントもあり、その後はいつもより少し多めのアルコールでご機嫌な夜。

とはいえ一夜明けたら気分はお気楽なメキシカン。

あまり日を置かずに続きを書かねば…と思い、昨日の記事を読み直したのですが、「『でも、CBDは安全!』という大雑把な一言で片付けても良いんじゃないの、アミーゴ!」…と思い直しました。

…ということで、今日は昨日の積み残しをササッと積み込むことにします。

「MedlinePlus」に少し似た日本版データベースとは…

まず、日本にも「MedlinePlus」に少し似たデータベースがあると書いたのは、国立健康・栄養研究所、通称「栄養研」が運営する【「健康食品」の安全性・有効性情報】というサイトです。

このサイトは食品や食品成分に関する幅広い情報を発信していて情報更新も早いのですが、残念ながら「素材情報データベース」でCBDを検索しても引っ掛かりません。
「カンナビジオール」の場合も同様です。

それなのに、「安全情報・被害関連情報」として「CBD」を検索すると、この通り…

ご覧の通り、大半はアメリカのFDA情報で、タイトルにはCBDという単語が含まれていませんが、個々の中身はFDAが名指ししたCBD製品情報です。

そして過去2年間で2件だけ、国内の注意情報も掲載されています。
いずれも以前、このブログで取り上げた事例です。

一つは、今年2月に厚労省が微量のTHC含有を公表したエリクシノール社製品に関する注意喚起情報で、もう一つは、今年4月にCBDを含む健康食品など全般に関して東京都が公表した注意喚起情報です。

このサイトはそのタイトルの通り、健康食品や食品成分の基本情報とともに安全性や有効性に関する情報発信をする公的なサイト。

食品成分として違法ではないCBDを主たる成分として含む食品に、違法な別の成分THCが残留・混入しているという注意喚起情報まで出すのに、肝心の主たる成分CBDの方の基本情報が無いというのは、一貫性やバランスを欠く判断が働いているためでは?と。

わざわざアメリカFDAの注意喚起情報までこまめに速報しているのだから、同様に、FDAや昨日の記事に書いたNLM「MedlinePlus」が掲載しているCBDの基本情報を転載させて貰えば?とも思います。

と、このまま書き続けると交番のお巡りさんに絡む酔っ払いオヤジのようになりそうなので、この辺で切り上げることにしましょう。

ちなみにFDAはCBDに対して、この2020年7月現在も慎重で時には否定的な姿勢を保っていますが、少なくとも、行政としての立場や方針は明確にしつつも、消費者の役に立つ情報は良いことも悪いことも発信しようという姿勢は一貫しています

日本の政治・行政や学校教育とも共通するものを感じますが、大麻関連の情報の場合は特に、「お前たちは一般国民(あるいは『子ども』)は細かいことは知らなくて良いから『危険』とだけ覚えておきなさい」という姿勢をとても感じます。

「エビデンス」信仰ジャパン!

さて次に、「気軽に(?)『エビデンス』と言われるようになってかえって誤解が広がった感もあるエビデンスの話」です。

欧米では承認された処方薬の主成分でもあるCBDに関連する分野での「エビデンス」の説明として、カンナビ的にしっくりくる説明がウィキペディアにあったのでそのまま引用しましょう。

一般には、医学および保健医療の分野では、ある治療法がある病気・怪我・症状に対して、効果があることを示す証拠や検証結果・臨床結果を指す。エビデンスは、医療行為において治療法を選択する際「確率的な情報」として、少しでも多くの患者にとって安全で効果のある治療方法を選ぶ際に指針として利用される。

つまり、「この患者はAという病気である確率がoo%。このAという病気をoo%でもつ患者にB治療法はXX%の確率で効果がある」として、他の治療法と比べて最も効果のある治療法を選択する際の基準選に利用される。言いかえれば、患者の治療に際して、効果の確率(効果量effect size)を知るための手段がエビデンスであり、この効果量がどの程度の確率で正しいかを知るための手段の客観的な基準がエビデンスである。高いエビデンスを求める方法として、ランダム化比較試験、コホート研究、症例対照研究が挙げられる。ただし、生物には個体によるゆらぎがあるため、これらの一般的な確率は個々の患者の状態によって適切に修正されなければならない

この分野において、「エビデンスがある」と言えば、一般的には「科学的根拠」という意味であり、「エビデンス・レベル」は、個々の修正が適切であれば、確率の「信頼度」と言い換えることができる。

出典:「エビデンス」内「医学・保健医療の用語」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版

そもそも「エビデンス」という言葉の意味合いは、使われる分野や業界によって変わります。

「確率的な情報」がエビデンスとして成立する分野や状況は医療・保健分野以外でもありますが、たとえば「過去の日本の経済成長率」のような実績や事実をエビデンスと呼ぶのとは意味合いが異なります。

医療・保健分野の場合のエビデンスは、たとえるなら東京都の経済成長率に何かしらの係数を掛け合わせたものを日本の経済成長率だと見なす…ようなものです。

時には港区の経済成長率をもとに日本の経済成長率をはじき出すようなエビデンスもあります。

昨日のブログで「気軽に(?)『エビデンス』と言われるようになってかえって誤解が広がった感もある」と書いたのは、本来、「エビデンス・レベル」に関して共通認識を持たなければ正しく成立しないはずの説明や議論において、「一般的には『科学的根拠』という意味」という認識が混在することで誤解が広がったという意味です。

ちなみにCBDに限った話ではありませんが、医師や学者といった専門家が時には「意図的?」と思いたくなるような形で、エビデンス・レベルが低いとされるようなエビデンスを、あたかも有力なエビデンスであるかのように引き合いに出して肯定したり否定したりすることもあります。

あるいは、あるエビデンスに対する反論となるエビデンスがあってもそれには触れない、とか。

でも専門家が書いたものや引き合いに出すものは、そのエビデンス・レベルの高低にかかわらずエビデンスとして信奉される傾向が日本の場合は特に強い印象を受けます。

「クスリはリスク」でも「薬」の中には「楽」がある!

ということで、最後に積み残したのは今回と前回のタイトルにした「クスリはリスク」。

もちろん、この「クスリ」はカナ書き俗語の話ではなく医薬品としての「薬」のことです。

これは副作用という言葉や前回書き連ねた「安全性」の話を踏まえると、これ以上深掘りする必要も無いかなと思い直しました。

ただ一つ書き添えるなら、CBDは国内では承認薬に使用されていませんが欧米では立派な医薬品の成分。

前回の安全性に関する情報を踏まえれば、一般的にCBDメーカーが推奨する程度の分量であれば「CBD成分」の安全性は十分に高いと考えて良いでしょう。

ただ、いつも書いている通り、CBD情報に接するときは、「成分としてのCBD」の話と「製品としてのCBD」の話を混同せず、後者に関しては信頼できるメーカーの製品を選ぶための工夫や努力をすることは消費者にとって重要です。

それについてもまた折を見て書きたいと思います。

では、「薬」選びのような意識を持ちつつ、CBDのおかげで体や心が「楽」になるようなCBDライフを!

CBD製品に治療効果を期待してはダメ!