カンナビの井戸(cannabinoid)

CBD業界の小林製薬?! 『MEDIHERB PHARMA』の国産CBDオイル

  • 2020.08.27
  • 更新日:2020.08.31
  • 国内
CBD業界の小林製薬?! 『MEDIHERB PHARMA』の国産CBDオイル

こんにちは、 CBD情報局「カンナビの井戸」のカンナビです。

このブログの常連読者さんやツイッターから入ったことのある方はご存じだと思いますが、このカンナビ、かなりのダジャレ…というか昭和な(?)親父ギャグ好きです。

今日は、そんなカンナビの目に留まった、誕生間近なCBDブランドを軽く紹介したいと思います。

『かなりリラックスできる、Canna Rela』

実際に目に留まったのは、この秋頃に発売予定というCBDオイルの数日前の告知ツイート。

リンク先には『かなり頑張ったCBDオイルをリリースします』というnote記事がありました。

こんな書き出しです。

こんばんは、MEDIHERB PHARMAです。
今日は間もなくリリース予定の弊社CBDオイルのご紹介です。

Canna Rela
「カナリラ」と読みます。

・かなりリラックスできると信じているから
・CannabisとRelaxだから

が主なネーミングの由来です。
口に出して呼びやすいと思ってます。カナリラ。

…と、カンナビ好みでなかなかイイ感じのネーミングです。

社名(または屋号?)は、『medicinal(医薬の~)』と『herbal(ハーブ/生薬の~)』に『pharmaceutical(製薬)』を加えた『MEDIHERB PHARMA』と、かなり意欲的。

将来的に小売店を構えるとしたら、国内CBD業界ではちょっと独特な進化を遂げつつある『dispensary(ディスペンサリー)』という言葉がショップの名称に入る予感も…

ちなみにディスペンサリーは、もともとは医療機関や教育機関、工場など施設内にある調剤室や薬局を意味する言葉ですが、アメリカでは医療用大麻が解禁となった州では医療用大麻の薬局を、そして嗜好用…というか、いわゆるマリファナが合法化された州では単なるマリファナショップを意味する言葉としても使われています。

まだウェブサイトは準備中ということもあり製品やブランドの詳細は不明ですが、note記事の方にはCanna Relaの特徴として、『安い』、『素材にこだわり』、『コンプライアンスにこだわり』の3点が挙げられています。

その『安い』については、容量10mlに対してCBD含有量が1,000mgで9,800円とのことで、メーカー名を伏せた比較表も掲載されています。

ネット通販でよく見かける欧米大手メーカーの輸入CBDオイルや、最近次々と登場する国内ボトリングによるオシャレ系(?)国産CBDオイルなどと比較すると、含有CBD成分の単価は確かにかなり安い、『カナヤス』。

海外製のCBDオイルってそんなに不安?

素材へのこだわりについては、ツイッターのプロフィールにも『スイス産のオーガニックヘンプを使用/厚生労働省認可/安心の国内ボトリング/』とあり、コンプライアンスへのこだわりについては、食品の輸入・販売に関わる各種手続や法令をちゃんと遵守しているとのこと。

『安心の国内ボトリング』については、「海外製造ってそんなに不安?」と少しツッコミを入れたくなりますが、このCanna Relaに限らず、昨年来のエリクシノール社問題と前後するタイミングで次々と登場した国産CBDブランドにほぼ共通するのは『国内製造だから安心』という切り口。

カンナビ的には、エリクシノール社の親会社と国内(元)子会社、双方の企業姿勢や対応を高く評価しているということもあり、最近巷に溢れる「だから海外CBD製品は危ない! → 国産なら安心!」というロジックというかレトリックには違和感も感じます。

もちろん、エリクシノール社のケースでは消費者に対する意識も含めたコンプライアンスやリスクマネジメントが不十分だったことは否定できません。

ただ、その事態を受けた上でのダメージコントロールや、さらなるリスクマネジメントとしての企業姿勢や対応は、当時の親会社・子会社それぞれが置かれていたであろう状況も察するに、かなりキチンとしたものでした。

目ざわりなネタを挟み込みますが…つまり『カナキチ』。

一般論としても、日本の場合、ルールや基準は欧米に比べて厳格な場合も多いのですが、その運用となると必ずしもそうではありません。

それは多くにおいて性善説ベースで同調圧力もうまく機能する日本社会と、その逆で疑り深く(?)契約中心の欧米社会との違いによるものが大きいと思いますが、バリバリ昭和世代(?)のカンナビ的には、日本がかつて世界に誇っていた高品質志向・意識や技術は今の日本ではかなり失われている印象さえ受けます。

いずれにしても、今後もこの勢いで『国内製造だから安心』とPRする国産CBD製品が増えていくと、各ブランドはどんな切り口でお互いに差別化を図っていくようになるのだろうかという疑問も湧きます

そして、CBD成分の単価はこれまで以上に重要な訴求ポイントになるはずですが、懸念もあります。

CBD大手豪エリクシノール、(元)親子関係を再評価してV字回復へ?

国産CBDで価格破壊?

先日のCBD製品選び方ガイド記事ではこのように書きましたが…

そこには製品や原料を調達する際の仕入価格や流通経路、製品タイプ、製造方法、宣伝広告費や管理費など複数の要素が絡むため、CBD単価の観点からするとかなり割高なブランドや製品も存在します。

…海外の完成品の製品輸入の場合はどうしても割高になってしまう一方で、原料だけ輸入する国産品の場合、低価格戦略で行こうと思えばまだまだ価格帯を下げる余地はあります。

ただ、低価格戦略を追求していくといろいろな『妥協ポイント』が見えてくるため、何を守って何は妥協やむなしとするか…というジレンマの中で、時には誘惑に負けない強い信念や意志が重要になります。

他方、国産ブランド展開をうまくやると高価格戦略も成立するような状況ですが、それはそれで、必ずしも品質を反映するともいえず低価格戦略の場合と同様の妥協ポイントも存在するため、ユーザー視点になると製品選びは難しくなりそうです。

欧米市場のように、一部であっても大手CBD上場企業が製品や製法・製造に多額の研究開発投資をしたり、場合によっては大麻草の品種改良にまで資金を投じて、製品や事業に関する積極的な情報開示をするような産業構造になると、業界と消費者全体として、品質と価格のバランスを『見る』感覚が多少養われそうな気がしますが、日本の場合、さすがにそのような時代が来るのはまだまだ先になりそうです。

だからこそ、今は国産CBDメーカーにとってはチャンスとも言えますが…

ちなみにカンナビ的に、価格以外の面で国産CBDメーカーにとって将来的に重要なポイントだと考えているのは、企業のスピリット(精神)や姿勢が見えるような情報開示・発信や対応です

たとえば『国内製造だから安心』を例に取ると、その安心な『国内製造』の国内部分に関する情報開示や情報発信も、今後はより重要になってくると考えています。

と、話が少し脱線しましたが、本題の(?)ダジャレ話に戻すと…

【決定版!】CBD選び方ガイド ~ カンナビ式CBD製品分類表 ~

『あったらいいなをカタチにする』小林製薬

ヘルスケア分野でダジャレの王様といえば、何といっても小林製薬。

小林製薬の『代表作』としては、熱冷ましのための『熱さまシート』、お腹の脂肪に『ナイシトール』、お腹の張りに『ガスピタン』、つらい排尿痛、残尿感に『ボーコレン』、のどの殺菌・消毒に『のどぬ~る』、しみ・そばかすを防ぐ『ケシミン』、泡で傷口洗浄する『キズアワワ』などなど、昭和の親父ギャグ的な製品名の枚挙にはいとまがありません。

製品のネーミングはかなりベタな会社で、医薬品の広告表示的にはコレってどうよ?と思うものも時々登場しますが、この小林製薬のブランドスローガンは、時にはロゴマークともセットで使われる『あったらいいなをカタチにする』。

会社としてのブランドコンセプトやスピリットにはどことなく漫画・アニメの『ドラえもん』を連想するような『夢』も感じます。

仮に小林製薬がCBD製品を開発するとしたら、どんな『あったらいいなをカタチに』して、どんなネーミングにするのでしょうか…

以前紹介した『常識を超えた向こう側を見よう』の『MUKOOMI(ムコーミ)』ブランドも今回と同様、ネーミングやコンセプトの部分で当初カンナビ『レーダー』に掛かったのですが、今後、差別化を図るのが難しくなるであろう国産CBD製品市場では、このようなブランドのネーミングやコンセプト、そして情報開示や情報発信も含めた企業姿勢や対応がカギとなるのではないでしょうか。

と、話が堂々巡りになったところで、今回は以上。

では、また!

 

気になるCBDブランドMUKOOMI (ムコーミ)、ふたたび登場!