カンナビの井戸(cannabinoid)

「大麻製品(大麻と認める液状物)密輸入事件を告発!!」…の「!!」

「大麻製品(大麻と認める液状物)密輸入事件を告発!!」…の「!!」

こんにちは、 CBD情報局「カンナビの井戸」の「かんなび」です。

この「カンナビの井戸」は、自称ですが一応「情報局」。
リサーチをしていると時々、どうでも良いことが妙に気になったりすることがあります。
今日はそんな話題を一つ。

と、その前に…

そういえば先週、HKT48の元メンバーの谷口愛理容疑者、大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕!というニュースが流れましたね。
福岡市内の自宅マンションで乾燥大麻が見つかったそうです。

そして同じく先週、警察庁は直近1~3月の犯罪統計を公表しました。
2月に公表された昨年分の統計とあわせて見てみると…

大麻関連の検挙件数・人員数は…

まず昨年、2019年ですが、大麻取締法にもとづく検挙件数と人数はこんな感じでした。


出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)https://www.e-stat.go.jp/)「平成31年1月~令和元年12月犯罪統計【確定値】」(警察庁)

検挙件数は前年2018年の4,605件から15%増の5,306件、人数は3,488人から21%増の4,221人に増加。
2014年以降、いわゆる危険ドラッグが厳しい取り締まりで減少したのと反比例するかのように大麻での検挙は右肩上がりです。

詳しい情報に興味のある人は以下もどうぞ。
●政府広報オンライン「若者を中心に大麻による検挙者が急増!」(『2.大麻による検挙状況は?』)

そして、先週公表された1~3月の犯罪統計ではこんな感じです。


出典:同「令和2年1月~3月犯罪統計【暫定値】」(警察庁)

件数は1,110件から1,206件なので増加率9%と落ちていますが、人数は878人から1,037人と18%増。
今年はまだ最初の3ヶ月分だけですが、着実に(?)伸びそうですね。

「大麻製品(大麻と認める液状物)密輸入事件を告発!!」…の「!!」

さて、冒頭で触れた本題…だったはずの…妙に気になったりする「どうでも良いこと」というのはこれです。
●各税関の摘発事件発表(令和2年)

ページトップの最新情報は、これまた先週大々的に報道された、横浜港に入港した船のコンテナから大量のコカインを押収したという事件です。

そのほかにも、いろいろな薬物事件が押収品の証拠写真とともにズラリと掲載されているのですが、妙に気になったのは事件の内容ではなく見出し。


出典:税関ホームページ「各税関の摘発事件発表(令和2年)」を加工して作成
https://www.customs.go.jp/kyotsu/hodo/jikenhodo/2020jiken/jiken2020.htm

先月のこの大麻密輸事件の見出しの末尾はなぜか「密輸入事件を告発!!」と感嘆符が2つ…

過去の事件を見ていくと、別に大麻事件の時だけ感嘆符を付けた見出しにしているわけではないのですが、前後にあるコカインやらヘロインやらの事件では淡々とした見出しなのに、なぜこの大麻事件のように時々「~を告発!!」という、スポーツ新聞のような煽り方をした見出しにするのだろう…

…という、どうでも良いことながら素朴な疑問です。

ちなみにこの事件は他の事件に比べるとこんなシンプルでライトな感じです。

【大阪税関】カナダ来国際郵便路線を利用した大麻製品(大麻と認める液状物)密輸入事件を告発!!(令和2年3月25日発表)
大阪税関は、カナダからの国際郵便路線を利用した大麻製品(大麻と認める液状物)の密輸入事件について近畿厚生局麻薬取締部と共同で調査を実施し、令和2年2月26日までに日本人男性3名を関税法違反で大阪地方検察庁に告発した。

【犯則物件】
・大麻と認める茶色液状物 12本(合計155.797グラム)
・大麻と認める茶色液状物 13本(合計51.109グラム)

さて、この5年間で20代の大麻による摘発者数は倍増、特に大学生の摘発件数は4倍に増加しています。

もちろん法律を破るのはいけないことですが、少なくとも大麻関連の場合、摘発事案が増加傾向という事実を単に犯罪増加(イコール社会が悪化)ととらえるのではなく、「国内の法律が海外の規制緩和の流れに反している(少なくとも流れに乗っていない)」という見方もして、政府にはそろそろ欧米諸国のように規制から除外すべきものとそうでないものを区別する方向で検討や対応を進めて欲しいものです。

では、また!