カンナビの井戸(cannabinoid)

気になる「株式会社麻田製薬」、CBDアイソレート原料のバルク販売を開始!

気になる「株式会社麻田製薬」、CBDアイソレート原料のバルク販売を開始!

こんにちは、 CBD情報局「カンナビの井戸」の「かんなび」です。

一昨日、4月30日のことですが、ちょっと気になるプレスリリースを目にしました。

 ●CBDアイソレート原料のバルク販売を開始!【株式会社麻田製薬】

おや、「株式会社麻田製薬」という製薬会社は聞いたことがないな…と思ったのですが、CBDアイソレート原料のバルク販売というのが興味深いので少しリサーチしてみたところ、まだ1月にできたばかりの会社でした。

プレスリリースのリード文を見ると…

サプリメントの製造販売をする株式会社麻田製薬は、2020年5月からCBDアイソレートの原料販売を開始します。

…だそうです。

「CBDアイソレート」は、大麻草からCBD成分のみを分離した、純度100%に近い結晶や粉末。
日本では主に一般消費者向けの市販品として販売されていますが、欧米では加工用の原材料としてさまざまなメーカーが食品メーカーなどに卸しています。

ちなみにCBDアイソレート英語圏で「CBD isolate」や「CBD crystalline」と呼ばれています。
後者は「結晶」を意味する形容詞・名詞で、「クリスタル・ライン」と書いて「クリスタライン」や「クリスタリン」と発音します。

そして、続く文面は…

 

CBD製品の消費が世界一盛んなアメリカのカルフォルニア州の法人と契約を結び、高品質なCBDを安全に輸入販売します。

弊社は、アメリカの現地法人と直接交渉をし、FDA(アメリカ食品医薬品局)や日本の厚生労働省、税関対応を適切に行い安全かつ高品質なCBDを輸入しております。成分分析表をはじめとした必要書類もお渡し可能です。

…ということで、既にCBDアイソレートの輸入実績があるのか、契約先となる輸出元はそのアイソレートの製造元なのか原料卸のような流通会社なのかなどは不明ですが、このタイミングで5月販売開始というプレスリリースを出したということは、恐らく初回の輸入ロットが輸入許可・通関完了に至ったということなのでしょう。

この麻田製薬、公式ウェブサイトを見て気になったことが2つ。

1つ目はその社名。
社名に「製薬」とありますが、1行にまとめた事業紹介では以下を謳っているため…

株式会社麻田製薬は、ヘルステック企業としてテクノロジーの力で人々の健康意識を向上させていきます。また、サプリメントの開発・販売を行ってまいります。

…当面は製薬ではなく食品(サプリ)だけを、それも「cbd」というURLからするとCBD関連に特化して事業を展開していくようです。

ちなみに「開発・販売」とありますが「製造」は記載されていないので、もしかするとサプリや医薬品など、許認可制の食品製造業や医薬品等製造業への進出は今後の計画なのかもしれません。

いずれにしても、商号の英語表記として記載されている「Asada Pharma Inc.」という製薬会社らしいネーミングは、海外の大麻企業…というと響きが怪しげですが…カンナビス企業と取引する上で大きなメリットがあると思います。

気になったことの2つ目は、取引先の筆頭に「厚生労働省」が記載されていること。
官公庁、特に「官」である中央省庁の調達手続は通常の民間取引に比べると面倒です。
設立早々に厚労省からどのような案件を受注したのか、情報はみつかりませんでしたが、何か面白い案件が進行中なのかもしれません。

ということで、まだ謎の多い麻田製薬ですが、今後のCBD業界の発展のためには海外取引や海外情報収集に長けている国内プレーヤーが欠かせません。

海外の消費者向けCBD製品を輸入販売する会社はこの2~3年で急激に増えましたが、麻田製薬が狙っていると思われる市場は、潜在需要がある割には大手や中堅が手を出しにくいベンチャー向きのセグメント。
今後も要注目です。

では、また!