カンナビの井戸(cannabinoid)

CBDオイルの摂取量で迷ったら… 目安は「CBD DOSAGE CALCULATOR」で計算!

CBDオイルの摂取量で迷ったら… 目安は「CBD DOSAGE CALCULATOR」で計算!

こんにちは、 CBD情報局「カンナビの井戸」の「かんなび」です。

CBDオイルの情報サイトやショップサイトをいろいろ眺めていると、1日あたりの摂取量について結構バラつきがあることが分かります。

ショップサイトの場合、基本的にそのショップが取り扱っている特定の商品の摂取量目安を掲載していますが、「毎日○~○滴を目安に」のようにかなり幅を持たせたり曖昧な記述になっていることで、期待した効果を感じていない人の場合は特に、摂取量の目安や上限について迷うことが多いようです。

CBDの濃度(含有量)が商品によって異なるのに、「○滴」という大雑把な液量ベースの目分量が使われることが多いことも影響しているのかもしれません。

海外では、メーカーやショップが公表する自社取り扱い製品の摂取情報とは別に、CBDオイル摂取量の目安を算出するサイトがいろいろあります。
今回はその中でも比較的信頼できるサイトを一つご紹介します。

その名も「CBD DOSAGE CALCULATOR(CBD服用量計算機)」というストレートなネーミングのサイト。
●CBD DOSAGE CALCULATOR

「CBD DOSAGE CALCULATOR」サイト

まず最初に伝えておかなければいけないことは、そもそもCBDオイルは医薬品ではなく食品です

このためCBDオイルは、医薬品のようなプロセスで「症状とそれに対する効能・効果」の研究などを経て、その有効性や安全性を踏まえた摂取量目安が設定されるような製品ではありません

CBD製品に治療効果を期待してはダメ!

また、欧米では研究が進む「成分としてのCBD」の話と、その成分を(も)含む「CBD製品」の話を同列ですることにも問題があります

ショップなどの広告を見ていると、「CBDには医学的にも一定の効能・効果があり安全性も高い」(これはまだ世界中でさまざまな研究をしてエビデンスを集めている段階ですが、かんなび個人としてはこれを信じています)、「だから我が社のCBD製品は(医薬品ではないとしても)一定の効能・効果があり安全性も高い」(『いや、それはイコールじゃないでしょ』と思います)というロジックの宣伝文句が溢れています。

個人的には、リラックス効果と安眠効果があるだけで十分で、その点に関しては実体験として十分に感じているため、成分と製品の区別をせずに医薬品のような効能・効果を謳う製品に関しては抵抗があります。

たとえばアメリカの場合、CBDという成分自体に関する医学的な有効性と安全性のバランスの問題、CBD以外の成分や原料も含めた個々の「CBD製品」の品質の問題、さらにこれらのパッケージや広告などに表示される製品情報の正確さの問題など、FDA(米国食品医薬品局)が問題視して度々警鐘を鳴らしていることはこのブログでも以前紹介した通りです。

アメリカのFDAが公表したCBDの安全性に関する見解の波紋

この「CBD DOSAGE CALCULATOR」サイトの場合、あくまでも自己申告情報ではありますが、NIH(米国国立衛生研究所)が運営しているPubMedというオンライン文献データベースで公開されているCBD関連の研究論文や、一般のCBDオイルユーザーの摂取量調査データと併せて、CBD摂取量の目安を統計手法も使って設定しているとのことです。
ちなみにこのPubMed、かんなびは仕事柄かなり「使い倒して」います。

この「CBD DOSAGE CALCULATOR」では、残念ながら文献の具体的な参照方法や集計対象としているユーザー情報や集計方法の詳細までは公表されていませんが、多数ある同様のサイトと実際に比較して信頼性は高いと考え、ここで紹介することにしました。

「CBD DOSAGE CALCULATOR」の使い方

では、「CBD DOSAGE CALCULATOR」の使い方を見てみましょう。

まずトップページには前述の説明など、CBDやCBD摂取に関する説明があり、ページの一番下に「Proceed to our CBD Dosage Calculator」という赤いボタンがあります。

このボタンをクリックすると、まずこのサイトのサービスに関する免責事項や利用規約を了承するステップがあるので、「Yes」を選択します。

すると、対象(人間、犬・猫、または馬)や使用目的(Purpose of Use)を選ぶプルダウンメニューなどがズラリと表示されます。

目的のプルダウンメニューにはさまざまな病気・症状が選択肢として用意されていますが、デフォルトの「General Health (Prophylactics)」という、一般的な健康維持や病気予防を意味する選択肢のまま、あるいは「Sleep (aid)」(睡眠補助・改善)を選んで進めるのが良いでしょう。

さて、その下にあるNo/Yesは、実際に使用している製品の容量やCBD含有量なども入力するかどうかの選択肢です。
これを「Yes」にすると…

…このように、入力画面が表示されます。
そしてその下には、必須事項として入力が必要な体重の欄があります。
これはポンド(lbs)換算で入力する欄があります(1ポンド=453.6g)。

たとえば、かんなび愛用品の一つ、hemptouch社のCBDオイルの場合、製品固有の容量やCBD含有量はこのように記載されています。

そして、体重は手っ取り早くGoogleの検索窓にキログラム数値と「in lbs」という文字を入れて計算させることもできます。

ちなみにトップページの説明では体重についても触れています。
CBDの場合、ECS(エンド・カンナビノイド・システム)と呼ばれる身体調節機能への作用が主に脳と脊髄に直接働くということで体重の影響は少ないとする説と、影響するという説に二分されていますが、この「CBD DOSAGE CALCULATOR」では後者を採用しているとのことです。

さて、ここまで入力すると以下のような3ステップの服用目安が表示されます。

「CBD DOSAGE CALCULATOR」での算出結果は…

前述の製品固有情報を入力しない場合は、左端のCBD摂取量(1日あたりのミリグラム量)だけが表示されますが、製品固有の数値も入力しておくと、ご覧の通り滴数と液量も表示されます。

この「Step 1」は、「最初の1週間はこれで様子を見ましょう」というニュアンスで提示されていて、統計的には摂取量の少ない側の20%の人の数値として算出されているとのこと。
そのさらに下には「Step 2」と「Step 3」が同様に表示され、少しずつ量が増えていきます。

参考例として使用したhemptouch製品のパッケージには、「1滴あたりCBD1.5mg (3%)」と「栄養補助食品として毎日5~10滴を目安にお召し上がりください」とあるため、1日あたり7.5mg~15mgのCBDを目安としていることになります。

63.5kgの体重のかんなびに対する1週目の1日あたり摂取量として、この画像で推奨される「13MG」(9Drops, 0.44mL)というのは、メーカーが製品に記載している推奨量の中では高めですがちゃんとその範囲に収まっています。

ちなみに「Step 2」と「Step 3」ではそれぞれ、「26MG」(17Drops, 0.87mL)、「40MG」(26Drops, 1.32mL)となりました。

繰り返しになりますが…

さて、繰り返しになりますが、この「CBD DOSAGE CALCULATOR」サイトで算出する情報はあくまでも、研究論文などの文献と一般ユーザーの自己申告情報をもとに、統計手法を使って処理したとされる「目安」です。

前述のデータ集計・分析が不明な点や運営主体の情報が無い点などツッコミどころもいろいろあるのですが、全体的な記述内容からはちゃんと有益な情報発信をしようという姿勢が感じられるサイトです

アメリカには日本のような国民皆保険がなく、民間医療保険も割高。
健康維持や病気の予防、医療機関での受診・治療などに関して、日本人とはかなり異なる感度や意識を持つ人が多い国です。

なぜ前述の「使用目的」の選択肢の中に「がん」などの重大な病気まで含まれているのかなど、本来はアメリカならではのお国事情や専門的な説明も必要ですが、一つだけ補足しておくと、CBDやTHCなど医療用大麻のがんとの関わりはあくまでも、がんそのものを治すような話ではなく、がんに伴う痛みや抗がん剤治療の際の副作用の軽減という「がん患者の苦しみを和らげる」話です。

ということで、医療事情や保険事情が異なるアメリカでのこのような情報サイトの存在意義(…とリスク)は、日本の手厚い医療体制や保険制度に慣れているとわかりにくいのですが、それを踏まえても、今年もグリーンラッシュが続く日本で参考情報として紹介する意義はあるかなと思いました。

では、また!

週刊ダイヤモンド「グリーンラッシュがやってくる」記事にちょっとツッコミ