カンナビの井戸(cannabinoid)

CBD製品の輸入販売をしようと思ったら…

  • 2020.05.17
  • 更新日:2020.09.05
  • 輸入
CBD製品の輸入販売をしようと思ったら…

こんにちは、 CBD情報局「カンナビの井戸」のカンナビです。

仕事柄、お医者さんたちからビジネス系の相談を受けることが多いのですが、このところ立て続けにCBD製品に関する相談を受けました。

ある程度余裕があって自由も利く開業医や勤務医の場合、専門とする診療科にもよるのですが、自分の専門分野に関連する事業やまったく関係ない事業を副業として行うケースが結構あります。

時には家族や友人などに協力して貰ったり、逆に協力してあげる場合も含め。

詳細は伏せますが、今回はいずれも、専門分野にも関連する形でCBDオイルやスキンケア系商品の輸入販売を検討したいという相談でした。

その時に参考情報として紹介したガイドブックが思いのほか好評だったので、今日はここでも紹介したいと思います。

【徹底図解】正規輸入、並行輸入、個人輸入!…を意識したCBD商品選び

…「mipro(ミプロ)」のガイドブックを参考に…

その情報というのは、「mipro(ミプロ)」の通称で知られる一般財団法人対日貿易投資交流促進協会が無料公開・配布しているガイドブックです。

miproは海外企業による対日輸出の支援を主な目的とした経産省所管の団体。

展示会・商談会のコーディネーションや日本の市場・企業の情報提供などのほか、輸入者となる日本企業にとっても役立つような情報をいろいろと提供しています。

公式サイトの「資料」というセクションからいろいろな資料をダウンロードできます。

その中でも以下の5つはバラエティに富むCBD製品カテゴリーを一通りカバーしているので、これまで輸入販売に関わったことがない人の場合は特に参考になるはずです。

1.「健康食品の輸入~知っておきたい法規制~」(2019年03月)

2.「食品輸入の手引き 2019」(2019年07月)

3.「化粧品輸入・販売マニュアル 2020」(2020年03月)

4.「医薬品医療機器等法の対象となる品目の輸入・販売手続き」(2016年03月)

5.「日用雑貨輸入の手引き 2017」(2017年03月)

ちなみに、なぜこの5つなのかという説明を兼ねて、本文から2ヶ所を引用してマーカーでハイライトしておきます。

一つ目はこれ。

医薬品医療機器等法と医薬品の該当性

海外の健康食品やサプリメントの中には、日本の医薬品医療機器等法上の医薬品成分を含むものや医薬品的な効能効果を表示しているものがあります。これらは日本国内では医薬品に該当し、食品として輸入することはできません。

出典:「健康食品の輸入~知っておきたい法規制~」P10(mipro

もう一つはこれです。

<用途・効能効果の標榜によって医薬品医療機器等法上の取扱いが変わるもの>

「入浴関連製品」の場合:
色や香りを楽しむだけなら     →雑貨(規制対象外)
肌を整える、皮膚を保護するなら  →化粧品(浴用化粧料)
あせも、肩こり、疲労回復に    →医薬部外品(浴用剤)
アトピー性皮膚炎に効果がある   →医薬品

出典:「日用雑貨輸入の手引き 2017」P19(mipro

ついでに、前回のブログでリストアップしたCBD製品カテゴリーも再掲します。

CBD製品の場合、その幅広い商品化ポテンシャルがゆえに、マーケティング的なカテゴリー分けとは必ずしも一致しない形で異なる法規制が適用されます。

さらに、その分類方法や法規制が国内と海外でもかなり異なるため、輸入する際の落とし穴(?)やリスクはいろいろありますが、基本的な注意点などはこれらの資料からかなり「読み取る」ことができると思います。

…法解釈リスクも念頭に…

さて、以前も書いた通り、欧米の多くの国では承認薬としてCBDの医薬品が存在します。
(難治性てんかん治療薬『エピディオレックス(Epidiolex)』や多発性硬化症患者向け神経因性疼痛治療薬『サティベックス(Sativex)』)

このため欧米では、医薬品ではないCBD製品でも薬効のような表示や宣伝を派手に行っているケースがよくあります。

アメリカの場合、FDAはそのようなメーカーに対して警告書を送付してメディアでも報道されていますが、現実的にはもぐら叩きやイタチごっこのような状況です。

このような状況は、日本で新しいメーカーの製品を輸入しようとする場合などには、ある意味ありがた迷惑な話です。

日本の税関は輸出国の市場でどのような宣伝が行われているかをウェブサイトでチェックすることがあると言われているため、現地で誇大広告や虚偽広告されている製品を日本で輸入しようとした時に、日本ではCBDは医薬品成分ではないとはいえ、無用な注意を引きつけてしまったり通関トラブルが発生したりする可能性があります。

いずれにしても、日本の場合、法解釈を変えることで運用を変更してしまうのは歴史的に得意で(特に現政権は節操なく…)、「嫌われ者」のCBD製品の場合はそのような変更で狙われるリスクも高めです。

とはいえ、上記のガイドブック類は、これまで輸入販売に関わったことのない人がCBD製品の輸入販売を思いついた場合など、基本を押さえる上で頼りになると思います。

では、また。

商品分類「CBDトピカル」と聞いて連想するのは…