カンナビの井戸(cannabinoid)

気になるCBDブランド「MUKOOMI (ムコーミ)」…の気になる情報

気になるCBDブランド「MUKOOMI (ムコーミ)」…の気になる情報

こんにちは、 CBD情報局「カンナビの井戸」のカンナビです。

一昨日、またちょっと気になるCBDブランドのプレスリリースが目に留まりました。
●CBDブランドMUKOOMIが日本のカスタマーに向け、CBDに関するブログ記事の提供を開始

“多様性”にフォーカスしたCBDウェルネス&ビューティーブランド

耳馴染みのない「MUKOOMI」という国内CBDブランドのプレスリリースで、リリース自体はブログ配信スタートという趣旨。

和英2ヶ国語を併記したスタイルで、今回のリリース配信に先立ち国内の外国人コミュニティ向けに英語で情報発信をしていたようです。

ブランド名は「ムクーミ」と発音してしまいそうですが、動画にもある通り、「ムコーミ」というのが正しい発音。

昨年3月に設立されたイーストヘンプという会社が、この5月1日に製品ローンチしたばかりとのこと。

ブランドのコンセプトや由来はこんな感じです。

ミス・ワールド2016年日本代表の吉川プリアンカが、創立者・代表取締役として、コンセプト開発、デザイン・プロダクトディレクションなどを手掛ける MUKOOMI は、国際起業家のシャーダン・カルカッタワラ氏と共同創立した、国内初の“多様性”にフォーカスしたCBDウェルネス&ビューティーブランドです。

名前の由来は、日本語の“向こう”と“見る”を掛け合わせたもので、その名前には“常識を超えた向こう側を見よう”というメッセージが込められています。それは、型にとらわれない多様性にフォーカスした新しい美の概念であり、相手との違いや既成概念が生む壁の向こう側を見ようというフィロソフィーでもあるのです。
国籍、年齢、性別に関わらず、誰もが自ら持ち合わせた輝く力に気づき 自身の可能性を見いだせることを願ってつくられたインクルーシブなブランドです。

今回のブランドローンチで発売された商品は5種類とのことで、CBDオイル以外はスキンケア系。

ご覧の通り、お洒落なラインアップです。
・ヘンプCBDオイル(900mg)
・化粧水 (ヘンプ CBD ハイドレーティング フェイシャル トナー)
・美容液 (ヘンプ CBD スキンセラム)
・目元美容液 (ヘンプ CBD アイセラム)
・フェイスクリーム (ヘンプ CBD フェイス クリーム)

詳しくはMUKOOMIブランドサイトを見て頂くとして、プレスリリースにちょっと気になる一文がありました。

MUKOOMIはカスタマーの安全を第一に考え、高品質のCBDをオランダから調達しており、「一般社団法人 日本化粧品協会」のカンナビノイド審査委員会をパートナーに迎え、倫理的調達を行っているか、プロダクトが安全であるかなどを調査しています。MUKOOMIのチームは、今後日本でのコミュニティ構築や生産プロセスの確立に向けて様々なエキスパートと取り組みを開始しています。

ん?
あのカンナビノイド審査委員会を「パートナーに迎え」?
「倫理的調達」?
「調査しました」じゃなくて「調査しています」?

事件は会議室で起きているんじゃ(な)い! カンナビノイド審査委員会がCBD事件調査結果を公表

カンナビノイド審査委員会を「パートナーに迎えた」CBDブランド

ということで、念のためプレスリリースの英文セクションを確認すると…

MUKOOMI works with the Cannabinoid Examination Committee of the Japan Cosmetics Association to ensure a high-quality standard.
(MUKOOMIは高品質基準を担保するために日本化粧品協会のカンナビノイド審査委員会と連携しています)

…と少しニュアンスが違います。
どちらが実態を反映しているのかは不明ですが…

ちなみに日本語リリースにある「パートナーに迎え」を英文の方に反映させるとしたら”we are partnering with~” や “we have partnered with~”のような表現になります。

ただ、そうなると完全に共同事業や業務提携のような契約関係のニュアンスになります。

同業他社が相手ならともかく、安全性や合法性を検査・認証する団体が相手なので、恐らくカンナビノイド審査委員会の審査制度や相談窓口を利用したということなのでしょう。

そもそも「パートナーに迎え」という日本語表現の場合でも「連携」よりは「提携」の意味合いが濃い気もしますが、ここは深入りしないことにしましょう。

プレスリリースの主目的は前述の通り、ブログ記事配信がスタートしたことの告知です。

リリースにも転載されているブログ記事には以下の記述もあります。

MUKOOMI のプロダクトは全て、3つの中で最も純度が高い CBDアイソレートを使用しています。品質と透明性を保つため、一般社団法人日本化粧品協会 カンナビノイド審査委員会監修の元、日本の法律に基づいた検査基準に達した安全なCBDを使用していますので、安心してご利用いただけます。

カンナビノイド審査委員会サイトで登録製品チェック!

ついでに、カンナビノイド審査委員会サイトで登録製品チェックをしたところ、CBDオイルは「登録済製品」としてこのような情報が表示されました。

ほかのスキンケア製品4点は、未登録なのか未申請なのか不明です。

カンナビノイド審査委員会「登録済製品」(CBDオイル)

冒頭に記載されている通り…

本委員会が側面調査(裏付け調査)を行った製品。本委員会は「安全を考慮している製品」であると認めるが、安全性・合法性については調査の不足があり本委員会の「審査」が必要。

…という条件付きのような扱いになっています。

だから前述のプレスリリース本文でも、「プロダクトが安全であるかなどを調査しています」という現在進行形の表現が使われているのでしょう。

ちなみに、上記の委員会コメント文は、このMUKOOMI製品固有の特記事項として書かれている文章ではなく、この審査制度における製品分類(審査状況・結果)の定義に関する定型文です。

登録製品と審査済製品の定義

◆未登録製品
本委員会が側面調査(裏付け調査)を行っていない、違法物質が含まれている可能性のある「要注意製品」。

◆登録済製品
本委員会が側面調査(裏付け調査)を行った製品。本委員会は「安全を考慮している製品」であると認めるが、安全性・合法性については調査の不足があり本委員会の「審査」が必要。

◆審査済製品
現時点で日本国内における民間最高水準の調査を行った結果、違法物質が検出されず、違法行為も確認できなかった製品。本委員会では「安全と証明できる製品」。

出典:カンナビノイド審査委員会ウェブページ(一般社団法人日本化粧品協会)

…ということで、条件付きとはいえ、厚生労働省との関わりも深い業界団体(の委員会)の審査を受けて、「安全を考慮している製品」であると認められて登録されている製品ということは一般消費者にとって安心感がありますね。

ただ、未審査や未登録の製品が「要注意製品」として扱われることや、「安全を考慮している製品」の判断基準、「安全と証明できる製品」との間の具体的な線引きなど、この制度に関しては何ともスッキリしないものも残ります

日本の場合、いわゆる縦割り行政の弊害の具体例の一つとして、厚生労働省は管轄内の場合と同種の問題が管轄外で発生していてもあまり介入しない(これはある意味正しい)だけでなく、たとえば医師個人が合法的に個人輸入して自己責任において患者に使用する医療機器など、深刻な健康被害などの問題が社会的に顕在化しない限り十分な情報収集や予防的な対応をしない(これは将来的に社会や自身が被る影響の可能性・程度によっては間違い)という傾向があります。

それに比べると、CBDや大麻を巡る日本の行政はバランスを欠いて過剰対応をしていることが多く、それをベースとした制度や業界にはどうしても不可解な部分が生じます。

と、話が脱線してしまいましたが、何はともあれ、個人的には今後、スキンケアなどトピカル系のCBD製品市場が日本でも大きくなるのではないかという予感と期待が膨らんでいます。

このMUKOOMIブランド、そして日本化粧品協会が運営するカンナビノイド審査委員会は今後も要注目です。

では、また!

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